2015-11-12

ハセツネ /第23回 日本山岳耐久レース参戦記


日程:2DAY/2015年10月31日~11月1日開催
天候:曇り一時雨
Course MAP


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今回のハセツネで出場は2年ぶり2回目となった。欲を言えば、毎年出たいくらい魅力的なレースなんだけど超のつく人気レースのためエントリー自体が困難になっている。
ネット先着ではなく抽選方式に変更を考え直してほしいくらい、毎年エントリーの日は壮絶なクリック合戦が繰り広げられるのです(笑)。
“ゼロ関門”という言葉がハセツネから生まれたほど。それだけに出場できる嬉しさはひとしおなのです。

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今回のハセツネではレース中の補給食を再度見直してみました。今まではブラックサンダーとか柿の種とか、ハイキングの延長線的に愛用していたけども、目標としている完走タイムにいかに近づけるかを考えた結論として、やっぱりエネルギー摂取は欠かせない部分です。即効性のある長時間体を動かせれるジェルやVESPAを多用しました。
ジェルは色々試してみて、レースでは個人的にはパワージェルを使っています。ジェル自体の粘度だったり甘みの濃さだったりが調度よくエネルギー摂取にも効果的。
パワーバーもかなり久々に使うことに。これは運動中の筋肉に持続的にエネルギーを運べるC2MAXを配合しています。
パワーバーはゴミを減らす意味もかね適度な大きさにカットして準備。
しかし、当日は低温のため?それぞれがくっついて固まり合い、小分けした意味がなくなってしまった。レース中はそのままかぶりつきました(苦笑)。

リカバリー効果としてVESPA だけだと水分があり、持ち運びにかなり嵩張るのでMAGMAも併用して携帯してます。これは14年の信越五岳で初使用以来お気に入りです。

そいで、レース当日の様子です。
スタートは武蔵五日市中学校のグラウンドが使われる。
やっぱりハセツネ、レース前の熱気があります。この雰囲気、心地よいです。各ランナーの真剣な表情やこのレースに参加できている喜びが見て取れました。と言う自分もどんなニヤケ顔になっていたんでしょうか(笑)。
スタート前の時間で何人も知り合いに会うことができ嬉しかったしテンションも上がりました。
会場の一部が学校だけに体育館を開放していただけるので、2000人以上が一気に詰めかけるハセツネのような大きい大会でもそこまで不自由なく準備などに集中できるのは本当にありがたいです。

【今回の目標タイム:SUB15】
■第一関門 4時間35分
■第二関門 9時間00分
■第三関門 12時間45分
■ゴール 15時間以内

しかし、今回は数年ぶりの10月末大会。制限時間が24時間なので、大多数のランナーのゴールとなる翌日は11月にまたがるスケジュール。例年より寒いとされる日程での開催。
さらにこの日は晴れず、天候もどんより曇っていてかなり寒い。アームウォーマーを装備から外したことを少し後悔する羽目になりました。ハセツネでは外せないアイテムだなって実感させられました。

自分はわりと前のほうでスタート位置を確保できました。この先はさらに速いランナー達で先団が形成されています。ハセツネではスタート位置が目標完走タイムの自己申告制により区切られる独自方式を採用されています。もっと修行して次回は自信をつけて堂々と先団に近づきたいです。


 
一昨年に初参加した時は序盤の大渋滞でかなり足止めを食らいまして。今回は対策として序盤けっこう飛ばし気味に進みましたが。。。
案外、こんな平坦な場所で渋滞になってる(・・? 的な場面で距離は短いのですが発生していました。

しかし、道中は間違いなくペースよく順調に走れている感触は得られました。これは前回と比べても自分のレベルアップを実感できた部分です。
勾配の登りでは歩きに切り替え、それ以外で確実に走る。これを淡々と積み重ね進んでいくのですが、ピンチとしては10キロくらい進んだタイミングで両ふくらはぎに軽度の痙攣が来て足が攣りました。この時は序盤ですし内心ちょっとやばいなと…かなり不安になりました。

かなり体も冷え切っていたので、その影響かもしれません。グローブを手にはめるにもかじかんでしまって思うように作業が出来ませんでした。ちょっと焦ります。
汗で濡れたファーストレイヤーを脱ぎ、長袖に着替えました。足の攣りも気になるのでここでVESPAを飲みリカバリーを狙いました。

その甲斐あってか、体も温まってきてスムーズに走れるように。
想定の目標の通り、4時間程度で第一関門の浅間峠に到着できました。
 
かなり薄暗くなっていましたが、ここでヘッドランプを点灯。

 
あまり長居すると体が再び冷えを起こすので、10分程度の休憩に留めました。
(本音ではもっと休憩して楽しくのんびり過ごしたいんですけどね…)

今回のハセツネはコースの試走をせずに、事前に丹沢を中心にトレーニングしました。
序盤の山場となる三頭山の登りも辛いんですけど、何となくフレッシュな気分で進めたので、感想としては良かったかなと。



三頭山の手前あたりで雨が降ってきました。夜間で霧も発生しダブルで視界が悪くなってきます。
この頃にはストレッチドライ生地の上着を着こみました。
とにかく笹尾根では霧が濃く、前を走るランナーとの差もある程度バラけてきた頃でしたから、この辺りは道迷いしたのか?と勘違いするくらいコースの判断がつきづらくなってました。再びコース所の赤色灯を発見した時はほっと一息つきました。
三頭山の山頂に来ると少し楽になるので、精神的にはかなり良いですね。

ここから先は鞘口峠から月夜見までの区間でちょっと心が折れかけました。
イメージしていたよりもアップダウンがあり、ストックが欲しい場面に何度も出くわされ苦労させられました。

 
ハセツネの唯一のエイドステーションになっている第二関門の月夜見。ここでは水分が補給できます。
しかし、それも量の制限があり食事の補給も無し。このストイックさがハセツネだなぁと、ここに来るとすごく実感させられました。


月夜見では完走想定内タイムを9時間を30分以上短縮して到着できました。
レースプランとしては序盤の軽度の足攣りがありましたが、それからエネルギー補給も上手く進み、かなり感触としては良かったです。 疲労感もほとんど感じなかったです。
かなり低温になってきたので、対策として、汗で濡れた長袖ファーストレイヤーを脱ぎ着替えに保温着を着て、さらにウインドシェルを羽織りました。
ここまでは予想以上にうまく進めているな!気分的にも上がってきて、夜間で集中力も上がってきました!後半に楽しんで走れるように足も残っています!!
全ては順調です。感触としては目標のSUB15ではなく、SUB14…もしかしたら13時間前半…
本当にそう思えてくるくらいワクワクした気分で月夜見を出発しました。

しかし…やはり甘くはなかったです…
最後の山場と見ていた不得意な御前山も順調にやり過ごし、スパートを仕掛けるのに楽しめそうな場面で!!突発的な胃腸トラブルに襲われてしまいました。「なんでここでなんだよぉ」。
それまで何ともなかった体に異変を感じ、動こうにも全然エネルギーが出てくれません。
正直ここでリタイアも考えてしまいました。
2時間近く脇でうずくまり苦しんでいる時も大会スタッフの方に「無理なら仕方ないけど、ここからなら歩いても完走できるから頑張って。」と励まされ再び歩き始めました。
やはり、リタイアだけは出来るだけなく形はどうであれ最後までやり遂げたいところです。

御岳のあたりも本当に辛いものがありましたが、ずいぶん回復してきました。
でも、第三関門の御岳では13時間が経過してしまい目標タイムを下回ってしまいました。

 
何とか登りきった場所で見た日の出山の夜景は素晴らしく綺麗でした。
でも、ここまで来ても一度不調になったコンディションは完調とまではいきませんでした。このあたりは耐久レースの難しい部分と改めて思わされました。胃腸系は今まで心配の少ない部分だったので、今回はちょっと意外性がありすぎました。

金毘羅尾根の下りも、思ったより動きません。再び、金毘羅神社のあたりでうずくまり30分ほど横倒れになってしまいました。
結局、何となく変な感じのままゴール。御前山から残りの部分で仕掛けようというレースでしたが、逆にタイムロムになってしまいました。これは次回以降のレース課題になりそうです。

 
でも、全体を通しては完走もできたし、楽しめる部分は大きかったので。ハセツネからはいつも多くの事を得られるような気がします。

( 今回走っていてジェルや補給食のゴミが捨ててあるのがかなり目立ちました。パッケージの切れ端ではなく、そのままの形の状態でトレイルに残されていました。これはかなり残念です。レースはシビアですし心理的には楽をしたい。というのも同じランナー目線では理解できても、ゴミは明らかに別問題です。走らせてもらっているトレイル=自然に対してもっとリスペクトしましょう!! ) 

走り終えた後に完走者への団子汁。数時間後にさすがに腹が減ってきたので食べたカレーうどんは本当に美味しかったです。ありがとうございました。

優勝は奥宮選手。ハセツネ初参戦より数えて10年目の節目で劇的な勝利。おめでとうございます!!最高の笑顔が素敵でした。

自分の記録です。次回はもっと記録を伸ばせるように頑張りたいですね!!
ただ、目標だったSUB15に届かなかったのがめちゃくちゃ悔しいです。胃腸トラブルさえなければもっと記録を伸ばせた感触だったので、こうしてブログを書いている今でも悔いは残ってます。

帰宅後に入った銭湯で心も身体も癒しました ( ´ω` )